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「優秀なリーダーは、なぜ成果を出し続けられるのか?」
本書『AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣』は、3,000人以上の管理職の行動データをAIで分析し、「成果を出す人」に共通する具体的な習慣を明らかにしています。データに裏打ちされた納得の行動パターンがすぐに実践できる形で紹介されています。

この本はこんな方におすすめ!
- これからリーダーを目指す人
- 部下との関係に悩んでいるリーダー
- チームの雰囲気を良くしたい管理職
- 実績を出しながら、自然体でリーダーシップを取りたい人
事実に基づいた分析で「トップリーダーの習慣」が明らかに
「チームの成果が思うようにあがらない」
「もっと良いリーダーシップを取りたい」
そんな思いを持つ方にこそおすすめしたいのが、今回紹介する『AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣』です。
著者が編み出した独自のリーダーシップ手法の紹介ではありません。
27社・3556人の管理職の実際の行動データ(1400時間以上!)をAIが分析し、
成果を出し続けるリーダーに共通する行動習慣を明らかにした一冊です。
「本当に効果のある行動」をデータで裏づけているのが大きな特徴!
AIが発達したからこそ、大量のデータ・映像・調査結果から分析できた結果です。
今回は、課長・プロジェクトリーダーとして5年以上現場でチームを率いてきた私自身が「特に共感した5つの習慣」を紹介します。
5年以上開発チームを率いてきた私自身が「特に共感した5つの習慣」
習慣① 忙しそうに見せない|ゆっくり歩いて話しかけられる雰囲気を
トップ5%リーダーの約6割が「職場でゆっくり歩いている」。
理由は、周囲から「話しかけやすい」と思ってもらうためです。
実際、「あの人忙しそうだな」と感じる相手には相談しにくいですね。
さらに彼らは「忙しい」という言葉を使わない傾向もあります。
心理的な敷居を下げるための配慮が、行動に表れているのです。
私は「今忙しいですか?」と部下に問われたら、
「暇です!」と反射的に回答するようにしています。
習慣② 話は短く、わかりやすく|“伝える”より“伝わる”を重視
トップリーダーたちは会議での発言回数は多くても、1回あたりの話す時間は短め。
相手に理解してもらうことを重視し、あいまいな指示語(あれ・これ・それ)も使わないようにしています。
指示代名詞を避けるだけで、部下の記憶定着率が2倍以上になるというデータまであるようです。
「ちゃんと伝わる」って、思っている以上に難しく、でも重要なんだなぁと実感させられます。
習慣③ 決断が早い|成功確率より「失敗しない確率」を重視する
トップ5%リーダーは他のリーダーに比べて決断のスピードが速い傾向にあります。
しかし、勢いや勘に頼った「一か八か」の決断をしているわけではありません。
彼らが大切にしているのは、「成功確率を上げる」よりも「失敗確率を下げる」という視点。
たとえば、リスクを小さく分散したり、判断の余地を残したりといった工夫を通じて、
早く・柔軟に迅速に決断を重ねていきます。
「大きな決断ほど慎重に」という常識を覆すわけではなく、
「早く決められるからこそ、早く修正できる!」という思考が根底にあるのだと感じました。
習慣④ 非言語の力を活用する|笑顔とうなずきがチームを動かす
彼らは言葉だけでなく、笑顔やうなずきなどの“非言語コミュニケーション”も意識的に使っています。
・口角を2cm上げる
・うなずきのバリエーションは5種類以上
一般的なリーダーのうなずきは「はい」「なるほど」の2パターン程度ですが、
トップ5%リーダーのうなずきは平均5.2パターンもあります。
「はい」
「なるほど」
「そうですね」
「うん」
「やっぱり」など
こうしたリアクションの豊かさが、部下にとっては「話をちゃんと聞いてもらえている」と感じるサインになります。
習慣⑤ 無駄を減らす|やることより“やめること”を決める
トップ5%リーダーは、成果を上げるためにまず「やらないこと」を決めます。
ムダな会議・資料作成・報告など、
“やる意味の薄い習慣”をやめて、本当に重要なことに集中できる環境をつくる
という考え方です。
これはチーム運営にも直結します。
「全部やる」ではなく「取捨選択する」勇気、まさにリーダーに必要な力です。
こういう決断力は、リーダー・管理職としての腕が試される場面ですね。
私自身の実体験:やっぱり「直接会う」は最強
私自身、5年以上、課長+プロジェクトリーダーを務めてきました。
本書を読んで自分のこれまでの行動を振り返ってみました。
その中でも、やはり実感しているのが、「直接会うこと」の効果です。
私はWeb会議をなるべく避け、異なる事業所間でも対面の会議をなるべく優先しています。
移動の時間や交通費はかかりますが、
それ以上に得られる“信頼関係”や“空気感”が圧倒的に違います。
また、プロジェクトチーム内では「いつでも話しかけられる雰囲気」を意識してつくっています。
私が関西出身ということもあり、自然体で関西弁を使います。
会話のリアクションもすこーし大きめにしています。
笑いも積極的に取りに行きます!
笑いは世界共通言語ですから。
笑いを交えたコミュニケーションを心がけることで、
場の空気もやわらぎ、相談もされやすくなります。
そして今回の本で印象に残ったのが「うなずきを2cm大きくする」という話。
これ、実は私の尊敬する上司が無意識にやっていました。
いつも話を深く受け止めてくれているような雰囲気があって、
こちらが話していても、すごく安心感を感じます。
私も今後、うなずきのバリエーションと「深さ」をもっと意識してみようと思います。
おわりに:行動からしか変化は生まれない
本書のあとがきには、こんな言葉が書かれていました。
- この本の目的は知ることではなく、できるようになることです。
- 偶然の出会いを必然にするのは、あなたの行動のみです。
- 行動なくして変化なし 変化なくして幸福なし
読んで終わりにするのではなく、小さな一歩でも真似して実践すること。
それが、チームや職場を変える最初のスイッチになるのだと、背中を押された気持ちになりました。
「うなずきを2cm大きくする」
これなら今すぐに実践できるので、私も意識してやってみようと思います!
『AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣』
著者:越川慎司(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
出版年:2022年